1: フィンタウン鉄道は、島北西部のドニゴール県にある3フィート（914mm）軌間の保存鉄道。かつての県有鉄道の廃線跡の一部、約3.7kmに新たに狭軌の線路を敷いて、1995年に開業した。同 鉄道でかつて使われていた1940年製のオリジナル気動車が、フィン湖 Lough Finn の岸辺に沿う内陸の壮大な風景の中をのんびりと走る。往復45分。夏のシーズン中、週3日程度の運行がある。
2: ストラッドバリー・ウッドランド鉄道は、島中部リーシュ県のストラッドバリー Stradbally で、アイルランド蒸気保存協会 Irish Steam Preservation Society が運営する蒸気保存鉄道。ストラッドバリー・ホール Stradbally Hall の広大な屋敷地の森の中に、3フィート（914mm）軌間、約1kmの周回軌道があり、この地方のピート採掘場で従事していた1949年製の小型蒸機がオープン客車を牽く。1周約10分。
3: ウォーターフォード・アンド・シュア・ヴァレー鉄道は、島南部キルミードン Kilmeadan からウォーターフォード Waterford 西郊のビルベリー Bilberry まで長さ10km、3フィート（914mm）軌間の観光鉄道。1967年に廃止された1600mm軌間の国鉄線の廃線跡で、2003～04年に開業した。定期運行は起点と6km地点のキャリガナー Carriganore を往復する約40分のコース。シュア川 Suir の岸辺を行く風光明媚なルートで、自転車道のウォーターフォード・グリーンウェー Waterford Greenway が並行する。
4: ラルティーグ・モノレール博物館は、ラルティーグ方式で造られ、1888～1924年の間運行されたモノレール、リストール＝バリーバニオン鉄道 Listowel and Ballybunion Railway を記念する施設で、レプリカ車両や資料の展示を行っている。これは、車両がA字形の架台上の1本のレールを跨いで走る跨座式の一種だが、バランス上、機関車のボイラーも客車もレールの左右に1対配置される珍しいもの。軌道の建設費は安価ながら、運用に制限が多く普及しなかった。
5: ウェスト・クレア鉄道は、島南西部のクレア県にある3フィート（914mm）軌間の保存鉄道。1887年に開業し、1961年に廃止された同名の狭軌鉄道の再現を目指して、1990年代に造られた。かつての分岐駅モヤスタ・ジャンクション Moyasta Junction の周辺に走行線がある。2009年には蒸機も導入したが、最近は休業状態。
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：蒸機運行あり 
：電化線
：ラック鉄道（一部または全線） 
：ケーブルカー
：スパイラル線あり 
：ジグザグ線あり（除 ラック鉄道）
